6時半、夕陽は山の端にかかろうとしていたが車窓はまだ明るく、雨に濡れた風景は緑がしとおりと香るがごとく流れていた。
午後3時過ぎ驟雨が襲ってきた。会議が終り、帰り支度をして建物の外に出ると、雨は止んでおり、西の空にある薄墨色の雲の背後から夕陽の光が放射状に広がっていた。
電気予報によれば、梅雨前線はまだ形が定かではないが、冷たい空気が南下し激しい雨になるという。往きの電車の窓から見れば、甲府盆地の上空にも雲が集まり始めていた。
朝、仕事に出かける前に、グレコを撮影した。
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