星の伝説について本を書いた野尻抱影が書いていたが、車窓から塩山辺りを眺めると、かつてそこが海だったことがわかる。今日は期待に反して曇天。大雨も降るとか。しかし、空と雲の灰色のグラデーションが美しく、晴れてなくとも、それはそれできれいだ。
親に連れられた小学生などで混んでいるかと思っていたが、以外にも、大月駅を出ると車内はがらがらである。客はどちらかといえば老人が多い。講談社文芸文庫版の『子規人生論集』を読む。面白い。子規という人のからっとした精神が好ましい。長い笹子トンネ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。