三保の松原へ(Feb. 21, 2008)

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 Sくんと東名の中井PAで10時半に待ち合わせ三保の松原までツーリングを楽しんだ。この1ヶ月ほどひどく仕事が忙しかったのでセングレンドII(ハーレーダビッドソンFLTRロードグライド)に跨がるのは久しぶりだ。帰途が寒くなることを予想してかなり着込んで来たが、それを後悔するほどの陽気だった。
 富士インターで高速を下りる。ナビを付けていたものの料金所を出てすぐ道を間違えてしまったのはご愛嬌である。ナビは三保の松原に設定してあったので、敵(ナビのこと)は東名に戻れ、戻れと指示を出すので困惑したが、何とかそれにも絶えて国道1号線に出て、まず清水の港、河岸の市場に向かう。初めて行く場所だが、今度はナビがしっかり導いてくれた。
 河岸の市場はなかなか盛っていた。鮮魚の店も軒を連ねていたが、ちょうど昼食時だったこともあり、食堂の前には長蛇の列も見られた。料理の写真を見ると、どれもいかにも美味しそうだし、値段もリーズナブルだ。われわれは混雑する時間をやり過ごすため、一度市場の外に出てガスタンク越しに見える富士山や清水港の写真を撮ってから、ちょうど席が空いた店で昼食を食べた。中トロと桜エビのかき揚げを食べた。どちらも美味かったが、書き上げは大きな饅頭のようなのが2コも付いてきたのでさすがに食べるのが辛かった。刺身やウニなどを土産に買う。
 次に三保の松原に向かう。近くまで何度か行ったことがあるが一度も訪れたことはない。Sくんが今日のツーリングの目的地に決めてくれなければ訪れることもなかったろう。たとえば、鳥取砂丘など実際に行って見たらそれなりに感動もしたが、観光地というのはたいていトホホだろうと思っているからだ。その点、三保の松原は可もなく不可もなくというところか、いかにも三保の松原からイメージしてきたそのままなのでインパクトはまるでない。富士山が春霞の中に浮かび上がっていたが、それもいかにも平凡だ。しかし、それにしても気温が高い。
 駐車場でイモライザーを解除しようとしたらなかなか反応しない。何度しても駄目なのでコクボモータースに電話して相談した。解除にはスウィッチをダブルクリックしなければならないのだが、そのクリックの間隔の問題らしく、指示通りにやったら解除できた。
 オートバイ雑誌で以前見つけて携帯に電話番号を打ち込んでおいたカフェ・ダダリという店でコーヒーを飲もうと提案するとSくんも賛成してくれた。ナビに電話番号を打ち込むとちゃんと出てきた。三保から静岡までの海岸はいつ走っても何か感じさせるものがある。右手は石垣イチゴの温室がならび、左には午後の太陽が眩しく照り映える太平洋が広がっている。初めて走ったのは家族で海水浴に来たときだからもう十数年も前のことだが、今でもそのときのことが蘇る。しかし、実は、せっかく好きな場所を走っていながら不快感に苦しんでもいたのだった。昼のかき揚げの油が胃にもたれていたのである。
 静岡市内では渋滞に苦しんだが、大崩海岸に到ると急に車は少なくなった。カフェ・ダダリは県道から少し下がった崖の上にあった。駐車場が傾斜hしているので大型オートバイの停め方に苦労したが、何とか停められた。店内に入ると、窓から太平洋が一望出来るようになっていた。一人客がいたが、その人が去ると、客はわれわれだけになったので眺めのよい場所を選んで座る。きっと陽が沈むころは最高だろう。
 静岡インターから東名に乗り帰途につく。富士川SAで給油し、しばし休憩する。富士山がきれいに見える。
 静岡方面に来た時はいつも御殿場インターで下り、山中湖経由で帰るのだが、いつも寒くで辛い思いをするし、道路状況も心配なので今日は秦野インターまで走ることにした。宮ヶ瀬のような山の上を走らなければならないが、そこの道路状況は今朝確認済みである。Sくんと秦野インターまでは一緒に走るつもりだったが、彼は途中からスピードを上げて車を次々と追い越して行くのでついに姿を見失ってしまった。