伊豆半島へ行くつもりが南足柄でうどんを食う(Feb. 23, 2008)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

 午前10時、石和で仕事があるというグレコ母さんを高尾駅まで送り、ツーリングに出かける。目的地は漠然と伊豆半島を考えていた。今日は久しぶりにSくんがアメリカの古着屋で手に入れてくれた革のウェアに袖を通す。
 国道20号線で相模湖まで行き、相模湖インターから中央道にのる。昨日は空いていた道も快晴の土曜日ということで交通量が多い。河口湖で東富士自動車道で須走に向かうが、右手に真っ白い富士がくっきりと立っている。山々にも残雪が多いのできれいだ。しかし、いつものことだがかなり厳しい横風が富士山の方から吹き下ってくるので恐い。
 自動車道の料金所を抜けて御殿場方面に向かって走っていると車を停めて富士山を撮影している人がいる。ふり返ると見事な富士山だ。雪の落ちた雲の影がきれいだ。飛ばす車が多いので危険だったが路肩にオートバイを停めてぼくも撮影することにした。
 オートバイを停めて下りると、強風が吹き募っている。そうか、天気予報で言った春一番はこれか。オートバイがぐらぐらするので倒れるのではないかと心配になるくらい風が強い。左手でハンドルを握りながら撮影した。どうやら、この風では伊豆半島は無理かも知れない。
 今日は伊豆半島は無理だろうと思ったが予定通りに御殿場インターへ向かう。とりあえず沼津まで行ってそれから別の目的地を考えてもよいだろう。しかし、インターの入口の電光掲示板に沼津出口渋滞4キロとあるのを見て沼津行も諦めた。
 しかたなく山中湖方面にもどることにしたが、途中、今まで一度も走ったことのない道が目に留まった。県道78号線という道で、小山市内を抜けているようで、少し趣のある一画なども通り抜けた。この道は、もしやと思っていたが、坂道を下り十字路に差しかかったときに、いつも万葉うどんを食べた後に越えてくる足柄山から下ってきたときにぶつかる十字路だった。頭の中の地図にまた一本新しい道が加わった。これでまたこの付近にツーリングに来たときのオプションが増えることになるだろう。
 時刻は正午、そのまま山を越えて万葉うどんを食べに行こうかとも思ったが、風が強いし、山の下りは日陰だろうから、凍結の恐れもあるから、別ルートで行くことにした。小山町から山北町に向かい、ぐるっと半周してうどんを食べることにしたのだ。
 道はやがて国道246号と丹沢湖入口辺りで合流した。ここまでくればもう道を間違えることはない。途中、246号を南足柄方面に右折し、万葉うどんの店がある山道を走る。幸い、残雪は路肩にあるが道路の状態は悪くない。ほとんど車が走ってないので気持ち良く走れた。
 藁葺きの万葉うどんの店のある地蔵堂のある坂道を上ると、店の前の道にはオートバイや車が駐車しており、途中の道路は空いていたけれども店は繁盛しているようだ。困ったのはオートバイを停める場所がないことで、しかたがないので道を少し戻り、店から離れたところに駐車することにしたが、平らな場所があまりない所だから駐車場所を見つけるのも一苦労だった。
 店の入口の戸を開けようとすると、中に人が立っている。どうやら席の空くのを舞っている人たちがいるらしい。すぐに席は空いたけれども相席だった。
 130円のおでんを4本、湯うどん480円とお代わりのうどん2玉(1玉100円)を食べる。うどんはもちもちしており、汁は檸檬などが浮いており甘酸っぱい。お土産に5人前のうどんも買った。このお土産のうどんも冷蔵庫で1日置くとさらに美味しくなるのだ。
 帰り支度をしているときに、シートにのせていたヘルメットが風に飛ばされて落ちてしまった。シールドの左側が外れてしまった。どのように嵌め込んだら良いのか、いろいろやってみたが嵌め込めず、しかたがないのでそのまま帰ることにしたが、シールドががたがたやかましいことといったらない。ときには押さえながら走らなければならなかった。
 南足柄山をタンデムで越えてきたライダーもいたし、これから越えようと山道をかけ上がって行くライダーもいたので、ぼくも越えようかと思ったがやはり無理はしないことにした。それに、天気予報通りに、風が急に冷たくなってきた。最短距離で帰るべきだろう。
 南足柄の町を抜け、松井田インターから秦野インターまでの短い距離だけ東名を走り(300円だった)、246号、七沢、宮ヶ瀬を経由して帰る。帰宅は午後3時過ぎ。200キロに少し足りないツーリング
だったが、総走行距離は3000キロを越えた。