富士五湖から奥多摩湖へ(Apr. 25, 2008)

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 明日土曜日から道は混むだろう。天候も下り坂のようだ。そこで今日ツーリングを楽しむことにした。
 家を出たのは10時である。少し涼しい。目的地が決まらないままに出発したが、とりあえず南を目指した。
 神奈川県津久井の辺りでも、湘南方面から箱根に行こうか、道志から富士五湖に向かうかまだ迷っていたが、結局道志を目指した。
 新緑があざやかだ。道志みちは空いていたので快適に飛ばす。空模様があやしいのが気になる。気温も次第に低下していく。桜はまだ散り始めといったところでまだ花見が楽しめそうである。
 道の駅で休憩。数台のオートバイが駐車していた。缶コーヒーを飲みながら道の駅の建物内をのぞくと、何やら撮影をしている。どこかで見たことのある背の高い男性がいたのでよく見ると、金田投手の息子で役者をしている人だ。奥さんらしい人と野菜などを物色しているところを数人の撮影隊が取り囲んでいたが、どうやら12チャンネルあたりの旅番組の撮影のようだ。そういえば、途中にも別の撮影隊がいたが、時間を節約するために別れて撮影していたのだろうか。それにしても、かなり冷え込んで来たので予備のインナーを着用した。
 道志みちを走りながら、まだ走ったことのない場所として大井川流域が思い浮かんだので、そこを目指すつもりだった。しかし、気温は低いし、ナビで調べたら到着が2時過ぎになることがわかったので諦めることにした。
 山中湖は、灰色の雲が低く垂れ込め、さらに気温が低かった。さて、どこに行こうかと考えたが、とりあえず富士吉田でうどんを食べることにして、麺許皆伝という店に初めて行ってみることにした。
 ナビが店に案内してくれたのでまったく迷わなかった。店の駐車場はいっぱいで、店の入口には数人の行列ができてる。なかなかの人気店のようだ。
 幸い、さほど待たずにカウンター席につけた。欲ばりうどんの大盛りとかき揚げを注文する。欲ばりうどんはきつね、ワカメ、キャベツにチクワ揚げがトッピングされてたもので、客のほとんどはこれを注文するようだ。かき揚げは30枚限定とかで、ぼくが注文したときには残り3枚きりだった。
 うどんはいわゆる吉田のうどんというよりも讃岐うどんに近いように思った。味噌の汁は濃厚で、かき揚げの油が溶け出したこともあって味噌ラーメンの汁のように濃厚だった。美味い。しかし、毎日食べるとしたら、もっと普通のさっぱりしたうどんということになるだろう。満腹になった。いや、食べ過ぎたようだ。次は普通盛りを食べよう。
 静岡方面は別の機会にゆずることにして、河口湖大橋をわたり、御坂峠を越える。何と甲府盆地は青空が広がり、春霞が盆地をおおっている。この分では静岡方面も晴れているのではないか、判断を誤ったかと思ったが、もう間に合わない。まだ時間も早いので久しぶりに柳沢峠を越えて、奥多摩に下ることにした。
 柳沢峠の塩山側はだいぶ道がよくなったが、まだ工事中でだいぶ荒れていた。しかし、FLTRは急坂も苦にすることなく余裕でのぼっていく。大型で取り回しは大変だがほんとうに乗りやすいオートバイだ。
 峠を越えて一ノ瀬高原に下っていくと、フジテレビのマークのあるバスが停まっていた。他にも撮影機材を積んだ車がところどころに停まっていたのは、東京で拉致されて現在も行方不明の女性の捜索が行われているからだろう。高原はまだ寒々としており、捜索する警察も放送局の記者たちも大変だ。
 深い渓谷を丹波山村に向かう。新緑がきれいだ。空が次第に晴れてきて、奥多摩湖の上流付近に到着したときには春の日差しが山々や緑の湖面を明るく照らしていた。まだ桜が咲き残っていたが、もっとも目立ったのは山吹の花である。
 ところどころでオートバイを停め、奥多摩湖の橋などをニコンFM10で撮影して楽しんだ。