韮崎旭温泉、王仁塚の桜(Mar. 27, 2009)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 グレコ母さんが休みなので温泉へ行く事にした。いつもどこへ行こうか悩むのだが、今回はすんなりと韮崎旭温泉に決まった。最後にいつ入ったか記憶にないが、久しぶりではないか。
 家を10時過ぎに出て、中央高速で韮崎へ向かう。途中、釈迦堂PAで昼食をとることにしたが、職人のプライドかけてなどと大々的に宣伝していたあんかけチャーハンを頼み大失敗してしまった。きっと美味いと思う人もいるにはちがいないが、味は濃くてしつこく、およそ繊細さに欠けていた。胃にもたれた。
 甲府昭和インターで高速を下り、だいぶ雪の少なくなった南アルプスの山々を正面に見ながら、旭温泉をめざす。温泉の駐車場に車を停めると、富士山が南東方面に見えた。風が冷たい。
 玄関など少し改装したのかきれいになっていた。入湯料は大人600円。風呂場の扉を開けると、南に向いた大きなガラス窓から午後の光が差し込み、光が薄緑色の温泉に反射して何とも気持ちの良い明るさに満ちていた。4,5人の老人たちがのんびりと湯につかっている。湯に体を沈める。温泉は熱過ぎもせず温過ぎもせずまさに適温で、しばらくすると体毛に無数に小さな泡がびっしりつく。地下1200メートルから数秒で地上まで噴き出す源泉が新鮮で、炭酸ガスなどが含まれているので体毛に気泡がつくのだという。ゆったりとした時間がたまらない。
 温泉でリラックスした後は、まだ時間も早かったので旭温泉から車で5分ほどのところにある王仁塚の桜を見に行くことにした。階段状の稲田の中にぽつんとある巨大な桜で、近くに鉄塔のあるのが残念だけれども、かなり離れたところからも目立つ。まだほとんど蕾が開いてなかったが、道路脇にある神社に車を停めて、その神社から王仁塚までコンクリートで舗装された曲がりくねった道を歩いて木を見に行く事にした。田圃の畦道にはスミレ、タンポポナズナオオイヌノフグリキュウリグサなど咲いていた。
 桜の木は近づくと大木であることがわかる。青年が三脚にカメラをのせて写真を撮ろうとしていたが、花がまだほとんど開いていないのではどうしようもない。母親と娘さんらしい二人連れがグレコ母さんに写真を撮ってくださいと頼んでいる。グレコ母さんが撮影してやると、母親が80歳の記念なんですよと、嬉しそうに言う。