天竜市の熊という地区にて

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国道151から恐る恐る県道9号線に折れた。また大変な道になるのではないかと思い、休憩していた宅急便の運転手に聞けば、立派な道だという。ただし、くねくねワインディングがきついから気をつけた方がよいという。運転手の言葉に勇気を得て走りはじめたが、暗い杉の森が続く薄気味の悪いの道である。ここもまた交通量はほとんどない。熊という地区に至り、くんま水車のそば処の建物を見て、ああ、そうだった!と思い出したことがある。十年以上も前にこの県道9号線を天竜市の方から走ったことがあったのだ。しかも、このそば処の所で道を間違え、傾斜した細い山道で苦労してUターンできたからよかったものの、もう少し出引き返せなくなるところだった。この辺りが熊と呼ばれるようになった由来は知らないが、熊が多く棲息している場所だったらどうしようと思いながら、必死でオートバイをUターンさせたのだった。そしてそのとき初めて国道151も走ったのだった。