八ヶ岳の森を歩く(Oct. 22, 2010)

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 今日も曇天で気温が低い一日だった。紅葉写真を撮りに、岐阜のせせらぎ街道か、信州のビーナスラインへオートバイで行こうかと思っていたが、曇り空の下では鮮やかに紅葉が撮れないだろうから諦めた。しかし、家にいても退屈なだけだから、八ヶ岳の観音平まで上ってみようと昼食後に出かけた。
 小荒間から八ヶ岳高原ラインを突っ切って、そのまま山道を登る。観音平へ至る道ではないけれども、落葉松林の続くなかなか感じのよい道だ。唐松の幹に絡まる蔦が紅葉してきれいだ。さほど上らないうちに道は行き止まりになった。ゲートが降りている。空車スペースには2台の車が停まっている。ニコンD90と一脚を持ってゲートをすり抜けて森を少し歩いてみることにした。途中で会った女性がまだ紅葉には早いと言っていたが、確かに紅葉しているのは蔦や一部の樹木だけだ。しかし、森は秋の静けさと香りに満ちていた。
 まだ先に行けそうだったが、途中で引き返す。最近熊出没のニュースを毎日のように見るので不安になったのだ。何しろ人影がなく、静かな森が広がっているので不気味になったのである。しかし、写真を撮りながらゆっくり下っていると、老夫婦が山から下ってきた。腰に籠を付けている。キノコ採りのようだ。聞けば、滝の上まで行けば熊が出る恐れがあるが、この辺りは大丈夫だろう、しかし、自分は腰に鈴を付けているという。滝があるとは知らなかった。今度音の出るものを身につけて出直し、滝を見てみよう。