せせらぎ街道の紅葉(Oct. 29, 2010)

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 早起きしてツーリングに出かける予定だったが、二度寝してしまったために10時過ぎの出発になってしまった。予定よりも2時間以上の遅れだし、岐阜のせせらぎ街道はいかにも遠すぎると思ったが、台風の接近で週末の天気もあてにならないし、チャンスは今日ぐらいしかない、ということで何はともあれせせらぎ街道を目指すことにした。天候はまずまずだ。雲は多いが、秋空が広がりそうだ。
 小淵沢から中央高速にのり松本まで走る。松本のインターを下りて乗鞍の方角を見ると、山々は分厚い雲にすっぽり包まれている。松本の空はきれいに晴れ上がっtきたが、はたして岐阜はどうだろう。不安が過る。
 上高地の紅葉見物だろうか、マイカーやバスが多い。安房トンネルまでの紅葉は見事だった。奥へ入れば入るほど眼を奪う華やかな色彩の饗宴だ。オートバイを路肩に停めて写真を撮ろうと何度思ったことだろう。しかし、そんなことをしていたらせせらぎ街道に着くのはいつになるか知れない。泣く泣く撮影を諦めてオートバイを走らせる。気温は7度。寒いわけである。
 しかし、安房トンネルを抜けると、さらに気温が下がった。5度。風景も寒々としている。しかも濃霧である。ゆっくり走る前の車について慎重に走る。念のためにかなり重ね着をしてきたので絶えがたいほどの寒さではないが、山を下るとすっかり身体が冷え切ってしまった。もう10年ほど前、初めて単独ツーリングで飛騨高山方面を訪ねたときに食事をしたことのある、国道158号沿いのレストランや土産物屋などがある道の駅のような場所があったので、そこで昼食をとることにした。板蔵ラーメンとある。以前もラーメンを食べたがあまり印象に残っていなかった。店に入ると、大きなガラス張りの麺工場があり、その横でラーメンの試食が出来るようになっていた。醤油ラーメン。スープに鰹節のだしがよくきいている。食堂に移動してチャーシューメンを食べた。
 飛騨高山の町を抜ける。外国人の観光客が目立つ。高山の街を観光したことはないが、せせらぎ街道や白川郷、福井方面などに行くために何度も通過したので勝手知ったる高山の街である。
 せせらぎ街道を郡上八幡方面に向かって走っていると、それまで一台も見かけなかったオートバイとすれ違う。やはりせせらぎ街道は冬季以外はオートバイ乗りのメッカなのだろう。いつもながら快適な道である。しかし、どうやら紅葉にはまだちと早かったようで、上高地入口付近のすばらしい紅葉を見た後では物足りなかった。こんなことならば、安房トンネルの手前で写真撮影をするのだったと後悔したが、それでも先へ進めば進むぼど紅葉は鮮やかになっていく。西ウレ峠付近は眼にも鮮やかな真紅の紅葉が見られた。車を停めて撮影に余念のない人たちも多い。もう少し日が照っていればもっと色鮮やかに見えただろう。
 帰途はナビに任せた。下呂温泉を抜け、中津川インターから中央道にのる。帰宅は午後6時。