北杜市渋沢のヒイラギモクセイ(Jan. 9, 2010)

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 昨日に続いて少し遠出をする。通勤の往復でときどき利用する道の途中に土塀などが長く続いていたり、瓦屋屋根の大きな屋敷があったり、何かしら歴史を感じさせる地区があり、そこを散策しながら写真を撮ろうと思ったのだ。北杜市渋沢地区。カメラを下げて歩いていたらおじさんが親切にいろいろ教えてくれた。地名など聞き取れないこともあったが、要は、ここは日野春国鉄の駅が出来てさびれてしまったけれども昔は宿場町として栄えていたところだという。屋敷の玄関口に、ほら、馬を繋ぐ石があるだろうと指さすので見ると、穴の開いた三角結びのような石が土に埋まっていた。その屋敷には銀木犀の巨木もあるから見ていくがよいと、わざわざ家の人に声までかけてくれた。「このおじさんが銀木犀を見たいそうだ」というのを聞いて、「おじさんだって、まあ、もう誰が見てもおじさん以外の何ものでもないなあ」とがっかりしたが、もちろんその親切なおじさんには感謝した。土塀に囲まれた枯葉の敷き詰められた庭に入ると、今まで見たこともないような銀木犀である。二抱ほどの太さがありそうだ。痛々しいほどの養生をしてあったが、家の人が大事にしているということだろう。帰宅後インターネットで調べたら銀木犀とあったが、実際にはヒイラギモクセイというらしく、ヒイラギとの雑種のようだ。今日は標高900メートルのわが家の周辺は昨夜来の強風にさらされていたが、たぶん標高600メートルほどの渋沢地区まで下るとだいぶ風も弱まり、南アルプスが目の前にせまり、なかなか住みやすそうな場所だ。
 アップした写真はすべてロシア製ライカコピー機ゾルキIII-Cで撮影した。