初めて自転車に乗れた日(Jun. 19, 2011)

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 初めて自転車に乗れた日はいつだったか覚えていないが、自転車を買ってもらえたのは小学校の4,5年生の頃だったのではないか。今の子どもたちよりもだいぶ遅い自転車デビューである。
 2階の部屋でマックに向かっていると、子どもたちの歓声が聞こえた。何だろうと外に出てみると、隣の子どもたちが自転車に乗っていおり、いつも愛想がよい三兄弟の次男坊が「コンニチハ」と挨拶し、「自転車の練習だよ」という。見れば、補助器を外した自転車に三男坊が乗り、長男が後ろから押してやっている。わが家の裏の道は舗装された広い路地でまさに自転車の練習には最適なのだが(だからオートバイの出し入れが楽だということでこの家を買った)、長男の押す手を離れた三男坊の自転車はふらつくこともなく、自力でまっすぐに走っていく。果たしてブレーキがかけられるかとハラハラしながら見ていると、路地が尽きる手前で減速し、Uターンこそできなかったが自転車は横向きにしっかり止まった。二人のお兄ちゃんの歓声が上がる。次男は家の前まで行くと、両親に乗れたよと大声で呼びかけていた。
 自分が初めて自転車に乗れた日のことは忘れてしまったが、きっと三男坊のように誇らしい気持ちで一杯だったにちがいない。また、弟たちが乗れたときにも同じように嬉しくて親に報告しに行ったのかも知れない。