台風一過ームクゲはアマガエルの寝床(Sep. 22, 2011)

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 めずらしく夜が明け初めし頃に目が覚める。昨夜ベッドに横になって天窓から夜空を見上げると星がきれいに瞬いていたのが夢のように思い出される。果たして台風一過の快晴で、窓から朝日に照り映える八ヶ岳が見えた。
 卵掛けご飯で簡単に朝食をすませると、シグマのDP2sを持って散歩に出た。長袖のシャツを着てきたが、それでも風は冷たい。南アルプスの山々に雲がわずかにかかっているくらいで、雲ひとつない快晴である。雲といえば、富士山が小さな笠雲をかぶっている。道は荒れていたが、前回の雨台風のときほどではない。幸い、当地は大きな被害はなかったようだ。
 栗の実が落ちている。農家が植えたものだが、道に落ちている実は車につぶされるので頂戴することにしている。これこそおこぼれに預かるということだろう。薄の穂が朝日に光ってきれいだ。蕎麦の花がわずかに咲き残っている。コスモスももう盛りは過ぎた。月見草が目立つようになった。
 白いムクゲの花が農家の庭先に咲いていた。芯の辺りの紅色が眼を引く。カメラを近づけて撮影しようとしたら、何とアマガエルが花の寝床で憩っていた。朝日を浴びて気持ちよさそうだ。ほんとうにアマガエルはかわいい。嵐のときカエルや虫たちはどこに隠れているのだろう。道をカメムシが歩いていた。朝日が当たり碧色の宝石のように輝いていた。長く延びた影もきれいだ。
 森の中もさほど荒れていなかった。しかし、さすがに葉はかなり落ちたようだ。当然、夏の頃に比べれば、光が射しこむようになり、地面に落ちる光と影のコントラストが美しい。森の中はヒンヤリしているが、森の空き地にでると、光がまぶしく、気温も一気に上昇するようだ。
 小一時間散歩を楽しんだが、早く起きすぎたので眠くてならない。