アカタテハは従容として終焉を迎える(Oct. 23, 2011)

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 昨日は夜八王子ー北杜市間を往復したものだから疲れ果て、多少夜更かしはしたとはいえ、目覚めは10時近くだった。雲は多いけれども、澄んだ水色の空がのぞき、いかにも落ち着いた秋らしい日なのでもったいないことをした。どこかに紅葉でも見に行きたいが、とりあえず朝食後近所を散歩した。まだ疲れが抜けていないせいか、心にある屈託を持て余しながら、しかし、気持よく歩く。モミジなどは少ないが、漆の葉などは鮮やかに色づき、紫苑などの花も見られた。ふと、草むらを見ると、アカタテハらしい蝶が葉に止まっている。羽はぼろぼろだ。カメラをぐっと近づけても逃げようとしない。そのまま死んでしまうのではないか、終焉のときを従容として待っているように見える。どこかの独裁者の末路とはちがう。