八代ふるさと公園(Mar. 24, 2012)

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 甲府盆地の南側の山裾にある丘陵地帯は春がとりわけ美しい。所々に咲く梅の花もよいが、もうしばらくすれば桃の花が咲き誇り、いかにも春を感じさせてくれるからだ。しかも甲府盆地の眺望がすばらしいのだ。
 昨日は冷たい風雨の中を2時間も中央高速をオートバイで走って帰ったので、今日天気が良ければどこか暖かい所を走るつもりだった。そこで思いついたのが甲府盆地の南側に連なる丘陵地帯で、ついでにこの際だから、第三のエコカーのテレビCMで舞台になった八代ふるさと公園も訪れてみようということになった。
 家を出たのは午前10時過ぎ。陽射しは明るかったが、風は冷たい。空には不穏な雲が広がりつつあり、途中、韮崎の辺りでぽつんぽつんと雨が降ってきた。甲府盆地の上空には青空が見えたので目的地では雨の心配は要らないだろうと先を急いだが、しかし、次第に風が強くなってきた。しかも冷たい北風である。信号が赤で停止する度に、強風に煽られて重量250キロ余りのオートバイもぐらってくる。梅の花の香りがして、冷たい風さえなければ春を満喫できるはずなのだが、弾むべき心も北風が凍らせてしまったようだ。
 八代ふるさと公園は予想以上に眺望のよい場所だった。甲府盆地のほぼ反対側に位置するフルーツ公園もすばらしい眺望を誇るが、八代ふるさと公園の眺望の方が奥行きがあり、今日は残念ながらもうひとつよく見えなかったけれども、八ヶ岳南アルプスの山々が遠望できて、フルーツ公園よりも眺望の点ではまさるようだ。しかし、いかんせん北風が冷たすぎた。駐車場に駐車した車の中で老夫婦が眺望を楽しみながら何か暖かいものを飲んでいたが羨ましかった。
 予定では御坂峠を超えて河口湖で昼食を食べようと思っていたが、あまりの風の冷たさに這々の体での帰宅となってしまった。家に着くと、すぐに止んだけれども雪が舞っていた。
 写真はシグマDP2sで撮影した写真4枚を合成した。