スタポンがやって来た(Aug. 29, 2012)

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 今日は息子たちを八王子まで送り、老猫スタポンを八ヶ岳に連れてくることになっていた。
 1年半ほど前にグレコを連れてきたものの、1週間も経たぬうちに逃げられて死なせてしまったものだから、スタポンにも逃げられてしまうのではないかと不安である。また、マンションの居間でくつろいでいるスタポンを見ると可哀想でしかたがない。
 息子は小学生の頃からスタポンと一緒に成長し、鍵っ子であった寂しさを慰めてもらってきただけに、八王子に着くと、鳴きながら近寄ってきたスタポンを抱き上げ、それから長い間スタポンの側を離れない。生き別れするわけではなく、会いたければいつでも会えるのだからそんなに深刻に考えなくともよいと思うが、いつも側にいただけにその気持はわからないでもない。半分外猫の可愛いニコがまだいるので慰めてもらえばよいだろう。
 午前中に八王子を出発するつもりだったが、何かいつもと違う様子を敏感に感じたのか急にスタポンの姿が見えなくなった。3時間後、何のことはない押し入れで眠っていたことが判明、ケージに入れて車に乗せるが、突然のことで怖かったのだろう、早速、お漏らしをしてしまった。2時間の長旅になるので、車の中で1メートル四方の大きなケージに移す。
 スタポンは2時間の間鳴き続けた。グレコのときもそうだったので不安が募る。しかし、グレコとちがったのは、家に着いてケージごと居間に運び入れると、ほとんど鳴き声を上げなくなったことだ。半時間ほどしてケージから出すと、しばらくは落ち着かず家内を歩きまわったり、窓の外を覗いていたりしていたが、意外にあっけなく落ち着いてしまった。きっと八王子から運んでいた本や今日までいた息子のにおいなども落ち着かせた要因だろう。もちろん、だからと言ってしばらくは外に出すわけにはいかない。
 有難いのはグレコ母さんが夏休みで一週間こちらに滞在することになっていることだ。その後はスタポンとぼくだけの生活になる。