居間から日の出を見る（Jan. 2, 2012）

　朝７時15分、キッチンでコーヒーを淹れパンを焼いて朝食の準備をしていると、居間の窓から光が眩しく差し込んできた。窓のところへ行ってみると、葉の散り尽くした樹木の間に日の出が見えた。昨日の初日の出と同じように茅ヶ岳の頂上あたりに日が昇ったのだ。迂闊にも忘れていたが、わが家からも日の出が見えるのだった。逆光の中で餌カゴの向日葵のタネを取りに来た小鳥たちの開いた羽がきらめいている。
　７時の段階で氷点下２度、８時になると２度に上昇した。９時過ぎ散歩に出た。薄曇りの空の下で風景は寒々としている。花はまったく見られないが、辛夷だけはもうネコヤナギに似た白い和毛で覆われた穂を出している。今日は雪でも降っているのか八ヶ岳は白く煙っている。南アルプスはほとんど見えない。散歩は家から少し下った辺りを歩いたが、家の近くにもどってくると雪が舞っていた。
　LD＆DVDプレイヤーが届いた。レザーディスクはもう処分するしかないと思っていたが、ワーグナーやモンテヴェルディのオペラをもう一度見たいと思い（もちろんDVDもあるのだが）、Amazonを通して中古のプレイヤーを購入したのだ。今日はグレコ母さんが来ることになっているのでモンテヴェルディの「オルフェオ」でも一緒に見よう。
　３時にグレコ母さんが小淵沢駅に到着。八王子は生暖かい風が吹いていたというが、八ヶ岳南麓は急に気温が下がり、雪もさらに激しくなった。といっても積もるような雪ではないようだが、気温が下がるのはありがたくない。帰途リゾナーレに寄り少し買い物。