来年はあんなことをしたいこんなことをしたいと漠然と思うのみ（Dec. 31, 2015）

　結局この暮は、片付けも掃除もグレコ母さんにほとんどやってもらった。ぼくがやったことといえば、午前中に掃除用のブラシや障子紙などを買いに行ったぐらいである。障子は猫たちに破られてずっとそのままになっていたのだがようやく張り替えられた。最近はノリを使わずにアイロンで張れる障子紙があり簡単にすんだ。
　１時半月舎へ年越しの蕎麦を食べに行く。さすがに今日は何組か外で順番を待っていた。ようやく席に案内されても蕎麦が出てくるまでに時間がかかる。今日は仕方ないだろう。
　グレコ母さんと風邪が治らないAくんを甲斐大和駅まで送る。小淵沢から特急に乗ろうにも今日は指定席も取れないだろうと思ったからだ。いつもより交通量は多いが、ナビが最初に示した到着時間より１０分ほど早く駅に着いた。空いていたようでよかった。
　グレコ母さんが大晦日や正月が一人では寂しいだろうと言うが、一人暮らしも６年以上になり、この生活にすっかり慣れてしまった。スタポンがいないのは寂しいけれども、ポカやモカやタンがいる。
　いつものことだが、年が新たまることにとくに感慨はない。漠然と来年はこんなことをしたいあんなことをしたいと思っているだけだ。