晩秋から初冬へ（Nov. 20, 2018）

　八ヶ岳颪は吹かなかったが、だいぶ空気は冷たくなってきた。昨日が晩秋から初冬への季節の変わり目だったのだろう。
　一度も外出はしなかった。家の前の小さな森をモカと散歩しただけである。家で断続的に読書をしていた。若い頃に読んで感動した佐藤春夫の『田園の憂鬱』を再び紐解いた。内容はすっかり忘れていたが、なぜ感動し惹かれたのかはわかった。アヘンのような毒のある文章なのだ。