走りたい走りたいと思っていたが、天候不順やら何やらで走れず、走っているライダーを目にしては、悔しい思いや、オートバイを放ったらかしにしていることから自責の念のようなものを感じていた。乗ろうとしたらつる草がタイヤやエンジンに巻きついているのには呆れ果てた。天気は今日も不安定だったが、とにかく少しでも走ってみることにした。八王子に住んでいた時に初めての長距離ツーリングで弟と走った七里岩ラインを長坂から
茅野市まで走る。驟雨が通り過ぎたようで路面は濡れ水溜りがあった。前を走る車が跳ね上げた水しぶきで
ジーンズの膝から下がびっしょりになる。帰途には頭上でいきなり雷が鳴ったので肝を冷やす。
