雨の中央本線車窓の風景1(Sep. 27, 2006)

イメージ 1

イメージ 2

 昨日に続いて雨である。高尾から中央本線下り各駅停車に乗るが、山登りの中高年の姿がないから、相模湖や上野原で学生が下車すると、車中はがらがらである。座席は4人掛けの箱も空いているが、敢えて、ドアの横の2人掛けの椅子に座る。ザウルスで青空文庫からダウンローとした漱石の『こころ』を読みながら、良い景色があったら立ち上がって左右どちらの窓からも撮影できるようにと考えてのことだ。
 雨だったのでEOS KISS DIGITAL Nは家に置いてきたので、調子の悪いCaplio R2で撮影。雨で光は乏しいし、窓ガラスは水蒸気で曇っているというよりも汚れて曇っており、ぼやけた写真しか撮れなかったが、仕方ないだろう。何枚も失敗した。
 下り各駅停車が鳥沢駅を出てすぐ鉄橋に差しかかるが、ここはカメラがあれば必ず撮影するスポットである。左の窓から見える桂川田圃、山の風景もいいし、右の窓から見える姿のよい扇山の風景もよい。今日はどちらも低い雲や水蒸気に包まれていた。