小比企高原を散策する1(Sep. 29, 2006)

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 午前中は2ヶ月前に予約してあった病院へ診察を受けに行く。10時と11時、それぞれ別の病気について2名の医師の診察を受けなければならなかったので、待ち時間ばかり長かった。
 昼前には帰れると思っていたのに病院を出たのはもう12時半。息子の携帯に電話するともう家を出て電車に乗るところだというので外食することにした。すぐに蕎麦屋が思い浮かんだ。血液検査では血糖値が高かったし、蒸し暑いので何かさっぱりしたものを食べたくなったのだ。
 蕎麦屋の数台停まれる駐車場はいっぱいだった。他に停めるところもないのでしばらく辺りを走りまた蕎麦屋にもどる。しかし、駐車場はまだいっぱいである。しかたなくもう一度あたりを一周する。またもどると、2,3台分空いていた。
 冷やしおろし梅そばというのを注文する。7,8,9月限定なので今日食べなければ来年までおあずけだ。夏のツーリングのときなど一番食べたいのが辛い大根おろしのはいった冷たい蕎麦だ。今年は食べる機会を逸していたからありがたい。
 
 昼食後、小比企高原に行く。もう一度説明しておくが、小比企高原は高原ではない。八王子市の一画に奇跡のように残っている広い農耕地で、そこに足を踏み入れれば、都会の喧騒はまったくなく、広い空、緑の草原を体験できるので草原と呼んでいる。ここに散策に来たのは、2週間ぶり、いや、3週間ぶりかも知れない。
 畑には人の姿がいつもより多く見られた。作業中のおじいさんに挨拶し、しばしおしゃべりする。この地区は八王子でも唯一残った農耕地だという。後継者が育っているというから、周囲は団地が拡大中だが、ぼくの息子の代ぐらいまではサンクチュアリーとして残ってくれるかも知れない。そう期待しよう。
 散策しながら写真を撮るのを趣味にしていますというと、八王子駅の南口辺りに住んでいた老人が毎日撮影に来ていたが、最近姿が見えないという。ある日、気がつけば蝶々の姿が見えなくなるように、人もそのようにある日姿が見えなくなるのだろう。