ヤビツ峠と三国峠1(Oct. 26, 2006)

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 朝早く起こされてグレコ母さんを駅まで送り、9時過ぎには息子も駅まで送った。寝不足であるが、まあまあの天気なのでツーリングに出かけることにした。にぎり2コとゆで卵を作り、水筒にはお茶をつめた。
 いつものようにオートバイのエンジンをかけ、道に乗り出しても、さて、どこに行こうかと決定できない。目の前のT字路でせめて南北だけでも方向を決めなければと、一瞬T字路の前でオートバイを停めて考える。結局、左折した。南の方角だ。最近、どちらかといえば北の方角が多かったことを思い出したのだ。
 しかし、南の方角も新鮮味に欠ける。実際に走れば楽しいはずだが、頭の中でルートをトレースしていると、もう飽きるほど走った道なので退屈を覚える。どこかまだ走ったことのない道はないだろうか。そんな道がなければ、せめて長らくご無沙汰している道はないだろうかと考えていたら、ヤビツ峠が思い出された。この季節、峠に至る渓谷は爽快だろう。

 宮ケ瀬湖畔から県道70号線(秦野清川線)でヤビツ峠に向かう。浮き砂や枯葉の堆積に注意しながらゆっくり進む。ときどき車やオートバイにすれ違うだけで人影はほとんど見られない。崖下の渓流は澄んでいていかにも冷たそうだ。山々はかすかに色づきはじめている。
 塩水橋という所でオートバイを停めた。いつも車が何台も駐車しているので何かあるのだろうと思っていたが、今までいつも通り過ぎていたのだ。短い橋の上流に堰堤があるのは気がついていたが、近づいてみると何と三段の堰堤が豊富な水を落としていた。人工のものではあるが、自然の滝のように美しい。