中山義秀の「碑」は傑作だ(Aug. 30, 2007)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

 買物と、グレコ母さんと息子を駅まで送り迎えに外出したぐらいで、終日ほとんど家にいた。
 昼食はアジアドという店の菓子パンですませたが、このパン屋の菓子パンは安くて美味しい。こういうのを写真に撮っておかなければならないのに、空腹に負けてすぐに食べてしまったので写真は撮り損なった。
 日本ペンクラブのサイトからダウンロードした中山義秀の「碑(いしぶみ)」という歴史小説をザウルスで読んだが傑作だった。幕末から明治までの時代を背景に、2人の兄弟の兄弟(武士)の波乱に富んだ人生を淡々と描いているだけだが、心に深くしみる。中山義秀という作家については知るところは少ないが、時代に流されながらも自分を失うことのない、主人公たちのどちらかといえば狷介な性格に作者の性格というか生き方が反映しているとすれば、孤高の作家だろう。妥協することを知らず、自分の生き方を通した人でなないのだろうか。
 今日の写真はニコである。