多摩御陵の紅葉(Nov. 23, 2007)

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 裏高尾の帰途、多摩御陵に立ち寄ってみた。御陵の駐車場に車を停めて、参道の黄金色に黄葉した欅並木や、一本だけ鮮やかに紅葉したもみじを撮影する。
 撮影していると、体が不自由な老人が歩いてきて、紅葉したもみじの近くのベンチに腰を下ろした。早朝は曇っていた空も晴れ上がり、温かい日差しがベンチに降り注いでいる。話を聞けば近くに住んでいるそうで、ぼくが裏高尾に行って写真を撮ってきたところだというと、昔はそちらに住んでいたという。何しろ冬は寒かった、山から水を引いていたが、父親が家の回りに生け垣のように茶を植えていて、自分の家で飲む1年分のお茶を作ったが、その美味しい水でお茶をいれて飲んでいたのだから、今思うと贅沢なことをしていたものだと思うと話すのを聞いて、そういえば、ぼくのお袋もお茶を作っていたなあと懐かしく思い出した。