ほんとうに贅沢な生活をしているわねえ(Aug. 26, 2011)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

 今日は女性の友人2人が遊びに来てくれた。2度目である。2人が中村農場の親子丼を食べたいというので、開店は11時半であるが、10時に店に行って予約表に名前を書いておく。1番である。これで待たずに食事ができる。11時少し前に到着する2人を長坂駅まで迎えに行き、11時25分に店に着いた。案内した誰もが卵の黄身の色に感嘆の声を上げるが、2人も鮮やかなオレンジ色にビックリしていた(写真では色が再現できていない)。味は言うまでもない。手羽も絶品だった。
 食後、中村農場から近いので、吐龍を滝に案内する。駐車場にはかなりの車。やはり人気スポットだ。小雨が降り始めたので傘を持ったがすぐに止んだ。お天気雨のようだ。さわやかな森を歩いていると水音がいつもよく大きく聞こえる。雨で水量が多いようだ。小海線の鉄橋を潜ろうとすると、電車が通過した。慌ててカメラを向けてシャッターを切ったが、木の葉っぱしか映らなかった。一度鉄橋を渡る電車を撮りたいが、やはり電車の通過時刻を調べて待機していなければ撮れるわけがない。川の上にはもやが流れている。水温が低いのだろうか。滝は水量が増していつもより勢いがある。帰ろうとするといきなり激しい驟雨が襲ってきた。鉄橋の下まで行くと、1本の傘の下で5人の家族が身を寄せ合っていた。われわれは3人なので、1人ずつ引き受ければ、何とかなると思い声をかけたが、大丈夫ですと小さなおばあさんが笑いながらいう。気の毒なのだが、小さなビニール傘の下でおばあさん、お母さん、女の子3人が固まっている姿はちょっと滑稽だった。幸い雨脚はすぐに弱まった。
 カフェオトノでコーヒーを飲むことにした。店の駐車スペースにはすでに3台の車が駐車している。もしやと思いながらドアを開けると、店はほぼいっぱいである。乙野さんが、申し訳ないですが、また後で来てくれますか、と京ことばでいう。仕方がないので車でどこかへ行き時間つぶしをしようかとも思ったが、考えてみればカフェオトノの近辺を歩いたことがない。2人もよいというので、車を置いて近所を散策することにした。路傍にはミズヒキ、キンミズヒキギボウシなどが咲いている。世田谷から来たMさんは庭にミズヒキを植えたいと引っこ抜いている。確かにこの近辺のミズヒキは勢いがよい。森の中にあり、八ヶ岳の湧水で川魚を養殖しているらしい東京海洋大学水産試験場の入り口まで歩いて引き返す。引き返すと駐車場に停まっているのはぼくの車1台だけだった。
 美味しいコーヒーを飲みながらおしゃべりしていたら、3時頃の電車で帰る予定だったのに、時刻はいつの間にか4時を過ぎていた。Uさんは南アルプス市だからよいが、Mさんには申し訳ないことをしたので韮崎まで車で送ることに決める。
 今日は陽が差したり、曇ったり、驟雨が来たりと、天候が刻々と変化する。帰途についたころは、南アルプスの山々には雲がかかっており、富士山はまったく隠れていたが、雲が消えて久しぶりに八ヶ岳がきれいに見えた。美味しいものを食べ、雄大な風景を目にして、ほんとうにあなたは贅沢な生活をしているわねえと言われる。楽しいことばかりではないと抗弁しようとしたが、何と言おうと、抗弁にならないと思ったので止めた。もう遅れついでだと、高速には乗らずに、茅ヶ岳広域農道に向かい、2人にヒマワリ畑を見せる。結局、韮崎駅ではよい電車がなく、2人を甲府駅まで送った。