清春白樺美術館(Nov. 18, 2011)

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 天候は下り坂だが、午前中は雲は多かったものの雨の心配はなさそうだった。銀行等へ行かねばならない用事があったので、その足で近所ばかりでなくどこへ紅葉でも見に行くことにした。最初の予定では白州へ下ってみようと思っていたのだが、途中、清春白樺美術館の看板を見たらその近所を散歩したくなった。桜の名所として有名で一度花見に出かけたことがあったがすごい人出を見て引き返し、以来足が遠のいてしまった。しかし、今日は広い駐車場もほとんど車が見られない。まず美術館・芸術村を一周することにした。真正面に甲斐駒ケ岳が見えてなかなかよいところだ。登り窯などもあり、別荘もいかにも芸術家が住んでいそうな佇まいのものが多い。楢の木が黄金色に色づいている。一周して美術館の正門のところに出ると、門は開いており、敷地内には自由に入れるらしい。ちょらほら人の姿が見られるが、閑散としたものである。こういう日は美術館に入ればゆっくり絵画を鑑賞できるだろうがお金の持ち合わせがない。ちらほら見えた人たちは老人の絵画サークルの人たちのようで、制作に入る前にみなで昼食を食べていた。ルオーの大きな写真が飾ってある。梅原龍三郎のアトリエがあった。その側には鎌倉の小林秀雄の家から移植したという枝垂れ桜がある。エッフェル塔の螺旋階段とあるので何だろうと思っていたら、本物のエッフェル塔の螺旋階段の一部で、老朽化が進んで付け替えたときに旧いのを譲り受けたのだという。ゲゲゲの鬼太郎の家のような茶室が眼を引く。「茶室徹(てつ)」とは作家の阿川弘之命名したとか。屋根の鉄に色を塗ったのは赤瀬川原平とその仲間たちだともあった。