ユキンコが飛んできたと思ったら風花だった(Nov. 24, 2011)

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 大きな雲が八ヶ岳に腹をこすりつけるように西から東へ移動している。窓から見ていると、照ったり翳ったり、まことに忙しない。日が照ると八ヶ岳に積もった雪が光る。昨日はツーリングに出かけたものの天候の急変で引き返したので今日こそはと思ったが、ツーリングするには風が冷たそうだ。暖かい格好をして散歩に出かけると、八ヶ岳颪がピューピュー吹いている。手が冷たい。もう手袋が必要な季節になったのだと思い知る。家に手袋を取りに帰ろうと思ったが、時間がもったいないのでやめた。八ヶ岳は雲の影の底に沈んでいるが、雲の隙間から漏れた光がスポットライトのように山の裾を照らし、暖かそうな光の輪が山肌を滑るように移動している。南アルプスも山の北側の斜面、襞の部分に雪がだいぶ積り、雪渓がだいぶ下まで下がってきた。雲の下が白く霧のように輝いているのは雪が降っているのだろう。茅ヶ岳にはまだ雪はないが、隣の金峰山は頂上部分が白くなっている。広い農耕地を歩いていると、日が翳り、また、いきなりパーっと世界が明るくなる。その繰り返しだ。南東の方角に青紫色の富士山が雲ひとつない青空の下に立っている。今日の甲府は快晴らしい。と、カメラの液晶にユキンコが止まった。しかし、それは小さな雪でたちまち溶けて水滴になってしまった。