青木ケ原樹海を抜けて(Jul. 19, 2012)

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 4月の生活改善以来、早起きのことを心配してくれて毎朝一番にメールをくれるHさんが、大阪からやって来て30年ぶりに会った旧友と朝霧高原へ行くと書いていたものだから、久しぶりのツーリングは鳴沢から県道71号線(開拓道路)を走ることにして、さらに、これまた久しぶりにむめさんでお好み焼きを食べることにした。
 わが家からは茅ヶ岳広域農道を韮崎まで走り、韮崎からは中央高速で甲府南インターまで行き、旧上九一色村を抜けて精進湖に出ることにした。家を出たのは8時過ぎだったが、真っ青な夏空を見ると、今日の猛暑が思いやられる。
 精進湖に着いたのは10時。まだ雪渓がわずかに残っているが、青黒い夏の富士山が真っ白な夏雲を背負っていた。夏雲は富士山を踏み台にして伸び上がろうとしていた。
 鳴沢から県道71号に入り、樹海を抜ける。車の通行も少なかったし、初めてオートバイを路肩に停めて、樹海に少し入ってみた。やはり何か独特な雰囲気のある場所だ。
 むめさんで朝食を食べるにはちと時間が早かったので、途中、ドクターヴィレッジに別荘を持つNさんを訪ねることにした。もう4,5年会っていないのではないだろうか。通りかかる度に何度か寄ってみたが運悪く最近はほとんど留守ばかりだった。今日こそはと期待したが、やはり留守だった。部屋の電気が点いているように見えたから買い物にでも出かけたのかも知れない。
 11時半むめさんでお好み焼きを食べる。厨房には以前はいなかった3,4人の女性や男性がいる。よほど商売繁盛らしい。常連がやってきて次々に焼きそばなどを注文する。
 午後から天気が崩れるというような予報もあったし、高原とはいえ気温は高くて体力的に厳しいので、白糸の滝を通って田貫湖に寄って帰ることにする。田貫湖の静かな湖面に釣り糸を垂れている人もいたが、あまりにも日差しが強いからだろう、人影はまばらである。すれ違った男性が、きれいな所だなあ!と感嘆したように言う。そうでうねと答えたが、独り言だったのかも知れない。精進湖ではきれいに見えた富士山もすっかり夏雲に包まれてしまった。
 甲府は37.8度で今日は日本で一番暑かったとか。オートバイで帰途を急ぎながらも、気が遠くなりそうだった。