陽が沈み、蕎麦の花が白く光る(Aug. 20, 2012)

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 午後6時容赦無い西日も山の端に隠れたようなので、庭に水を撒き散歩に出かける。空には崩れた飛行機雲や筋雲が純白に輝いていたが、それよりも低層にある雲は薄墨色や薄い茜色に変わりつつあった。足元に気をつけながら田圃のあぜ道を歩いていると、もう夜露が下りたのか靴に水がしみてきた。キャビンのYさんは最後の客の相手をしているようだ。花の苗などを栽培している人がまだ温室の中で作業をしていたが、通りかかるとこんばんわと頭を下げる。車が止まり助手席の窓が下がると、先日風草屋茶房で会ったお母さんと中学生の息子さんで、ありがとうございますとお礼を言われた。そのときぼくが書いたちょっとした文章を参考にさし上げたのだ。今日も風草屋さんへ行くようだ。ぼくもどうしようかと迷ったが、遅くなり徒歩で帰るのが面倒なので止めた。薄暗くなった農地に蕎麦の花が一面に白く咲いている。空も次第に暗くなり、八ヶ岳も黒ぐろとしてきた。