諏訪の大和温泉(Mar. 7, 2013)

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 朝の風はまだ冷たいが、昼になり、午後になると上着がなくとも大丈夫なほど暖かくなった。思い立って諏訪の共同風呂に入って来ようと出かける。候補は2つあって、衣温泉は木曜日が休みだとわかったので大和温泉へ行くことにした。長坂から諏訪まで高速で30分ほど、諏訪まだ行くのにあまり高速を利用することはなかったが、甲府へ行くよりもよほど近いことがわかった。わかりにく場所にあると聞いていたが、ナビが湯小路という温泉施設に導いてくれたので意外に簡単に目的地に到着した。その温泉施設の駐車場に車を駐めて、地元の女性に道を聴くと、すぐ近くの路地の奥だという。路地の入り口には確かに大和温泉とある。路地といっても隣の家との隙間のようなもので、そこをくぐっていくと小さな中庭があり、ゆと染め上げた暖簾がかかっている。ガラス窓の奥、家の廊下に料金表が書かれた色紙のようなものが立てかけてあり、箱があるのでそこに大人の入浴料金230円を払えばよいらしいが、一応声をかける必要があると思い、こんにちはと叫ぶが誰も出てこない。どうしようか迷いながら路地を見ると、夫婦らしい男女が入ってきた。その夫らしい人も声をかけるが誰も出てこない。その人がお金をおいて暖簾を分けて入っていくのでぼくもお金をおいて続いて入った。暗く狭い脱衣所でもうその人は服を脱いでいる。まだ電気が点いていないが、もうすぐ点けてくれるだろうとその人が言うが、まことにのんびりしたものである。風呂場に入るとなかなか濃厚な硫黄の匂いが鼻をつく。これは期待大である。湯船は畳を2枚縦に並べたぐらいの大きさだ。今日はぬるいなと先に湯に体を沈めた人がいい蛇口をひねった。どうやらそこから源泉が出てくるようだ。ここの常連は熱いのを好むんだよねというが、ぼくには適温である。なんともやわらかくて心地のよい温泉だ。その人は清里で仕事をしており、小海線を利用して通っているとのこと。おしゃべりをしていると、もう一人常連客がやってきたが、倶利伽羅紋々である。いれずみはなかなか見事だが、何か人のよさそうな人だ。この温泉は定期的に通ってきてもよいと思った。温泉の雰囲気も最高だし、なんだか面白い。