観音平を歩く(May. 16, 2013)

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 昨日仕事の帰途オートバイで太良ケ峠を越えたこともあり、また、就寝時間が遅かったこともあって、起床は8時半を過ぎていた。体がだるく、頭ももやもやしている。
 こういうときには体を動かすに限る。天気もよかったので今年初めて観音平へ行ってみることにした。標高1,500メートルの風景はまだ早春のような、しかし初夏のような、その両方の季節が混じっていた。スミレやタンポポハルリンドウが道端に咲き、延命の水が湧き出ている水場には蝶々も見られた。ウグイスが鳴いている。カラマツや白樺の新緑が瑞々しい。骨と皮だけになった動物の死骸があり一瞬ぎょっとする。蹄があり、尻のあたりに白い毛があったからバンビかも知れない。
 意外にも観音平駐車場には車が少なかった。駐車場を離れて遊歩道を歩き始めると人影は絶えた。いつもは駐車場の手前の展望台に車を駐めて駐車場まで歩いて帰るだけだが、今日は体を動かすためにやってきた。まだ一度も歩いたことのない路を上ってみることにした。松やカラマツの落ち葉を踏みしめながら歩くのが心地よい。スミレが至るところに咲いているが、少し高度が上がっただけで森は早春の風景になる。それにしても、至る所で大きな岩がゴロゴロしている。地殻変動があったときに山から転げ落ちてきたのだろうか。よく見ると、スミレだけではなくヒトリシズカが咲いており、ヤブレガサも見られた。喉が乾く。腰にお茶を入れたペットボトルを吊るしてきてよかった。路はどこまで続くのだろうか。この辺りで路は右に曲がって下りになるのではないかと期待するが、左に折れてまた上に続いていく。人の姿はまったく見られない。もう少し冒険を続けようかと思ったが、思いつきで上ってきたのであって引き返すタイミングを逸すると面倒なことになりかねない。次にはもう少し山歩きの準備をして来ようと引き返した。
 車で山を下る途中、カッコウの鳴き声が響きわたっているので空き地に車を駐めて、少し森を散策した。わが家の周辺ではもう散ってしまったウグイスカグラやボケの花がきれいだった。近くでウグイスが鳴いていたがカメラでは撮れなかった。