太良ケ峠を越える（May. 15, 2013）

　仕事が２時半に終わったので、職場を３時過ぎに出て、オートバイでフルーツラインを走り、フルーツ公園から県道31号線を積翠寺方面に向かう。以前、途中にある小さな集落付近まで行き民家の写真を撮って引き返したことがあり、太良ケ峠を越えて積翠寺に出るのは初めてである。峠まで１台の車にも出会わず、道路もまずまず整備されていて特に難所とも思われなかったが、峠を越えて樹間に霞む甲府市街をときどき眺めながらしばらく走ると、道はいきなり一車線の急坂になり途中で間違えて林道に紛れ込んだのではないかと焦った。これではよほどの物好きでもなければ走ろうという気にはなれないだろう。オートバイならばともかく車が２台すれ違うのは難しい。２台すれ違った車のうち１台は峠近くの道が狭くなる前で、２台目はこちらが狭い道を抜けようというときにすれ違った。積翠寺近くにオートバイを駐めて写真を撮っていると、２台のオートバイが山を下ってきた。フルーツ公園の近くで休んでいた若者たちだった。