昨日に続いて美し森を訪ねる（Oct. 12, 2013）

　朝、仔猫たちに餌をやろうとウッドデッキに出ると、さやさやと風が吹いていた。いよいよ八ヶ岳颪かとハッとしたが、冷たい風ではなく、さわやかな風であった。
　午前中は森の木々の枝が揺れるのを眺めながら仕事をした。本の中から重要そうな箇所を抜書きするだけの仕事だが、どの箇所を抜書きするか選択するのが難しかった。
　午後には風もやんだのでどこかに写真でも撮りに行くことにした。しかし、出かけようとするとスタポンが一緒に外に出てしまったので仕方なく近所をしばし散歩する。近所では桜の木の紅葉が始まっており、種類によって色が微妙にというよりもかなりはっきりと違うのが面白い。スタポンも最近になくよく歩いた。
　スタポンを家に入れて車で出かける。時刻はいつの間にか３時を過ぎていたので遠くには行けない。結局、昨夕訪れたばかりの美し森へ行くことにした。駐車場で車から降りると冷たい風が吹き始めていたので長袖を着て、展望台まで木材を組んで作った足場を歩いて上る。木材がだいぶ傷んでいて木が腐って穴が空いているところがある。白樺の樹に西陽が当たってきれいだ。雲がないので富士山や手前の茅ヶ岳などがよく見える。ときどき降りてくる人や登ってくる人がいるが、展望台は閑散としている。180度展望がひらけた風景も明るい空の下で陰り寂しげだ。