雨中の走行が旅の記憶を蘇らせてくれた(Oct. 15, 2014)

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 朝9時近く、青空は見えたが雲が流れ集いつつあった。予報では午後から雨のようだ。気温も低い。
 先日倒してクラッチを折ってしまったオートバイの修理がなったというので、午後の会議が終わったら受け取りに行くつもりでヘルメットを持って家を出た。予報通りに雨が降りそうだが、職場からタクシーで行くつもりなので何とかなるだろう。
 正午過ぎに甲府に着くと雨が降っていた。ショップに電話してみると、雨なのでやめた方がよいでしょう、何日もだと困るけれども一日ぐらいあずかりますよ、明日にしたらどうですかと言われたが、様子を見てどうするか決めてまた電話することにした。
 一つ仕事を片付け、会議がめずらしく短時間で終わったのでやはり受け取りに行くことにした。雨も小雨だったし、また明日甲府まで来るのは面倒だ。
 タクシーの運転手とおしゃべり。ぼくの弟も退職後ゴルフ三昧だったけれども時間を持て余すようになったのか、車好きということもあってタクシーの運転手をしているんですよというと、自分もそうだという。前日遅く寝て寝坊してもそれから仕事に出ればよいし、ひどく気楽でよいともいう。そんなに気楽ならば、ぼくはタクシーの運転手は無理そうだからバイク便でもやろうかな、でも、ハーレーじゃあねえというと、高く付くかも知れないねと運転手。
 甲府の中心地に近い場所にあるオートバイショップの前でタクシーを降りると、店主がすぐに出てきてオートバイを出してきてくれた。クラッチが根元で折れていたので交換ということになったが、他に修理すべきところがなく修理代金が1万3千円程度ですんでよかった。店主がぼくの愛車スイッチバックと色も同じのが1台客からあずかっているというので見せてもらうと、エンジンガードがついており、マフラーも少しいい音がするものに変えてあった。スイッチバックはあまり人気のない車種ですよねというと、店主いわく、でも軽くて乗りやすいし、無理してフル装備のに乗るよりいいとのことだ。まさにぼくもそのつもりで選んだのだった。
 店主に道を教えてもらい中央道甲府昭和インターへ向かう。市内を走っているときは小降りであったが、高速を走っているうちに雨脚は強くなり、気温が下がってきたためか霧も出てきた。上着は一応防水だが、すでに防水機能は低下しており、水が染みこんできた。しかし、走りながら楽しくてしかたがなかった。激しい雨の中を何度も旅したときの記憶が蘇ってきたのだ。そのときは半べそをかくくらい辛かったこともあるが、雨中の運転が体の中に眠っていた生命力のようなものを蘇らせてくれたようだ。
 帰宅後少し休んでから今度はバスで長坂駅まで車を取りに行く。夜は体がすっかり冷えてしまったので先日購入したストーブに初めて点火した。