三度目の正直で蕎麦が食べられた(Mar. 22,2016)

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 一昨日ドライブした道がよかったものだから今日はオートバイで走ることにした。快晴ではあったけれども風は冷たく最初は困ったことになったぞと思ったが、次第に気温が上がりぽかぽか陽気とまではいかなかったもののツーリングには最適な一日だった。
 一昨日とルートはほぼ同じ。小淵沢から諏訪までは中央高速、諏訪からは県道50号線で有賀峠を越えて辰野に下る。やはりオートバイで走るには面白い道だった。
 昼食は万五郎そばではなく、2度も本日終了の憂き目にあったひろ節(名前の由来は何だろう?)で食べることにする。県道50号から勝手知ったる県道19号線へと走り継ぎ、南下すること15分ほどでひろ節に着く。入り口に営業中の札が下がっている。道路脇にオートバイを停めて、ヘルメットを脱ぎ、グローブを脱いでいると、一台のバンが駐車場に乗り入れるや2人の男性が車を下りそそくさと店に入っていく。何だ、こちらの方が先に到着していたんだぞ。店に入ったらまた女将さんが申し訳ありません今日は終わってしまいましたというのではないかと妄想し、そうなったらどう文句を言おうか考える。しかし、幸いなことに三度目の正直で食べられた。二八そばの大盛りが1000円。美味しいし、ここもコストパフォーマンスがよい。女将が一人で忙しそうであったがサービスも悪くない。
 食後は町道(だろうと思うのだが)207号を高遠方面へ向かう。ほんとうに楽しい道だった。一昨日も書いたようにのどかな丘陵の田園地帯を走る変化に富んだ道で数キロ足らずだが景色を眺めながら楽しく走れた。
 オートバイで207号を走りたいと思ってツーリングに出かけて来たのだが、高遠にも目的があった。一昨日古本屋があったのに寄れなかったので一度のぞいて見たかったのだ。
 小さな古本屋である。しかし、棚に並んだ本はすべてまともな本であった。懐かしい昭和の古本屋のにおいが満ちていた。若いころ古本屋でよく見かけて買おうかどうしようか悩んだ本が並んでいる。30分ほど隅から隅まですべての本をチェックした。こういうことをするのも久しぶりだ。店の前の椅子に座って店番している店主が行き交い人と挨拶をしている。白髪の年配の人がやってきて古本を話をしている。どちらも本のことに詳しい。あれ、どちらが店主なのだろうか、と不思議に思いながら、後で聞けば、ここの店主は高遠を古本の町にしようという趣旨に賛同して2年前に埼玉から移ってきて開店し、先ほどの人は別の古本屋の店主だという。挨拶として2冊文庫本を買う。道路の反対側の店にも古本が置いてあると店主が案内してくれる。店には誰もいない。のんびりしたものである。もう1軒の古本屋の場所を教えてもらったので帰りがけに行ってみたが、先ほどの店の前で店主と立ち話をしていたということは店は留守だということがわかり寄るのは機会にすることにした。
 県道207号を反対方向からもう一度走り、箕輪から辰野へ出て、国道153号線塩尻に向かう。途中、辰野町小野地区は古い町並みが続く。次はオートバイを下りて少し散策してみたいものだ。