Bird Callの呼び声に応えたのはリスだった(Sep. 23, 2018)

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 爽快な一日だった。
 お父ちゃんは2日間姿を見せない。あるいは、ウッドデッキに餌を出しっぱなしにしてあるのでぼくがまだ惰眠を貪っている間にやって来て食べてまたどこかへ行ったのだろうか。ともかく骨が浮き出すほど痩せさらばえ、猫の餓鬼のようだったのだが、餌を食べて多少元気になったのではないか。そう信じたい。
 オージュボンのバードコールの威力(相応しい言葉ではないな)を確かめようと庭に出て早速ネジを左右にひねってみた。いかにも小さな野のさえずりのような音が出る。と、家の前にある林の樹間で何かが動いた。檜の枝を移動しているリスがチラッと見えた。
 午前中は徒歩で旧小泉小学校へ。校庭では犬の鳴き声。ドッグランで犬の訓練をしているのだ。校舎の玄関近くにTさんの車が駐車していた。玄関の鍵を開けて校舎に入ったが、どこにも人の気配がない。今後のことを話し合いたいと思っていたので、そのうち来るだろうと本を読みながら待っていたが姿を現さなかった。元校長室だったという部屋は窓を開け放つと、今日のような日は、温かい日差しが差し込み、風が吹き抜けて気持ちが良い。
 グレコ母さんからLINEで、今、東海大学附属病院にいると知らせがあった。孫が肺炎の一歩手前だったので精密検査を受けるのだろう。息子夫婦とグレコ母さんの3人で行ったようだ。後刻、1時間半待たされたが、肺はきれいだという診断を受けたという。良かった。大人3人はぐったり疲れたようだ。
 午後3時過ぎ、今度は車で旧小泉小学校へ行く。玄関近くにはまだTさんの車が駐車してある。また玄関の鍵を開けて入るがやはり校舎内には人の気配がない。そのうちTさんは姿を見せるのではないか。ソファに座って芦澤一洋さんの『アウトドア・ものローグ』(ヤマケイ文庫)を読みながら待つ。そのうちウトウトし始め、意識がもどると犬の鳴き声がすぐ近くで聞こえる。どうにも眠くてならないので立ち上がり、犬が走り回っているのを眺める。本棚に山積みした文庫本をながめていたらソローの『市民の反抗』(岩波文庫)が目に止まった。目次を見て「歩く(ウォーキング)」というのがあったので読み始めた。面白い。しかしやがてまた眠くなった。Tさんに会うのは諦めて買い物に行くことにした。
 玄関の鍵を締め、車に向かって歩きながら、そういえば、芦澤一洋さんとソローの訳者飯田実さんにはお会いしたことがあるなあと思い出した。芦澤さんとは言葉は交わさなかったが、飯田さんとはマッキントッシュが不調だというのでみてやった。
 夕食後NHK大河ドラマを観る。期待して観始め、観るのが習慣になり惰性で観ているが、何とも薄っぺらなドラマだ。
 家の本棚をあちこちひっくり返していたら、野沢一の『木葉童子』(文治堂新書)を見つけた。すでにハードカバーは2,3週間前に見つけていたが、ペーパーバック版も所有していたことをすっかり忘れていた。しばし野沢一の詩を読み耽る。