オートバイを売却しに出かけたが(Oct. 29, 2018)

イメージ 1

 昨夜は払暁まで眠れず輾転反側していた。ついにオートバイを売らねばならなくなったかと思うと、金が必要の必要に迫られたのだけれども、情けなく、売却後長く喪失感に苦しむことがわかっていたからだ。年2万キロ以上、言い方を換えれば、地球を半周するほど走っていたのに、年々総走行距離が減少し、とくに八ヶ岳南麓に越してからは、12月から3月まで寒いし凍結が怖くて走れず、また、年齢的にも無理がきかなくなったこともあり、そろそろライダー引退かと考えていたとはいえ、やはり悔しかった。
 愛車で八王子のコクボモータースへ向かう。今まで何台か乗り継いできたハーレーの中では最小の排気量でパワー不足は否めないが、高速では優に追い越しが可能なスピードは出る。エンジンの鼓動も気持ちよい。もしもショップが高価で買い取ってくれるならば其の場ですぐに手放そうと思っていたから、これがもう最後の走りかと思うと悲しくなった。秋晴れの好天で最高のツーリング日和であることも悲しみ悔しさを濃くする。
 ショップにつくと社長の弟さん、専務さんだろうか、が対応してくれた。すぐに売却を考えていることを伝えると、申し訳ないような表情になり、ハーレーが一時期売れすぎたために中古市場は冷え込んでいるという。とても期待したような金額にはなりませんよということだろう。委託販売ということも出来るが、売れるか売れないかは価格設定次第だし、買い取りとなればかなり安くなるともいう。とりあえず価格を知りたいというと、調べてくれるという。待ちながら、しかし、もしもこちらの期待とは大きく違う安い価格ならば、もう売るのはやめてようと考え、この際だから期待を大きく裏切ってくれ、本当にもう体力的に乗れなくなるまで乗ってやろうと思った。結局今日は価格を教えてもらえなかったが、もう価格には興味がなくなっていた。
 写真は中央道上り初狩PAから撮影した富士山である。