甲斐の国を旅した作家の紀行文(Nov. 9, 2018)

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また天候は崩れた。午前10時めずらしく玄関の呼び鈴が鳴る。二軒隣に別宅のある中国人の女性だ。うちの猫、来てません?という。子猫がまた家出したらしい。
11時半甲府へ向かう。長坂インター近くのフェアリーで昼食のパンを買う。運転しながら食べる。
午後1時半、廿数名の年配の人たちに山梨を旅した作家たちを紹介する。中央本線富士川下りを書いた田山花袋上野原市の旧甲州街道にある犬目宿を訪ねて猫町を発見したつげ嘉治。同じ時期ぼくも同じ猫町に迷い込んだことがあるという話をした。戦前の甲府の町を回顧する野尻抱影下部温泉旅行を面白おかしく書いた武田百合子。残念だったのは、2時間の時間を与えられていたが、河口湖を旅した絵伊藤左千夫、紀行文ではないけれども、増富温泉での当時をエロチックな妄想で活写した木山捷平、そして、八ヶ岳南麓が広大な森や原野だった頃、小淵沢から清里海ノ口へと旅した若山牧水を紹介できなかったことだ。無理もない。彼らの文章を打ち込み、教材資料として配布し、音読して聞かせたからだ。しかし、とにかく終わった。皆さん熱心に聞いてくれたので満足だ。
帰途、マツダのディーラーへ立ち寄り、6ヶ月点検のにっていをきめ、冬用のタイヤを注文した。