日影沢を散策する4ーキツリフネ(Aug. 30, 2006)

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 日影沢のキャンプ場では、高校生らしいグループや家族連れがキャンプをしていたようだが、高校生たちのグループは撤退の準備をしていた。いつもは大概ここで引き返すのだが、もう少し先まで歩いてみることにした。今日は高尾山に登山した人もいないのか、誰とも出会わない。せせらぎの音がひときわ大きく聞こえる。
 キツリフネ(黄釣舟)が咲いていた。咲いている場所が足場が悪く、真正面から撮影できなかったが、真横と真後ろから撮影した。真後ろから見ると、何かしら黄色い金魚が泳いでいるようで面白い。
 キツリフネの後ろ姿から金魚を連想したのはまずかった。室生犀星の「蜜のあわれ」という小説について一文を書かなければならないのにサボっていることを思い出したからである。この小説の主人公はこまっしゃくれた口をきく金魚なのだ。