今日散策中に出会った野草1-イタドリの花(Aug. 31, 2006)

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 イタドリはなつかしい野草だ。子どもの頃は、春になると、友だちと山に入ってイタドリをよく採った。食べるためだ。春、イタドリがちょうどアスパラガスそっくりな形で生えてきたときに根元から折り取って、その場で皮をむいて食べるか、家に持ち帰り、塩漬けにして食べた。生のすっぱさもよかったが、塩漬けにしたときのすっぱさに辛味の加わった漬物の味も最高だった。
 イタドリの葉にも思い出がある。初夏、近くの山に登ってひどく喉が渇いたとき、イタドリの葉を丸めてコップを作り、わき水を飲んだことがあるが、そのときの水ののど越しの爽やかさが忘れられない。甘露、まさに甘露としかいいようのない水だった。きっとイタドリの葉が水をさらにいっそう甘露にしていたのだと思う。