秋の昼下がり、小津川に沿って散策する4(Sep. 24, 2006)

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 植物で目立ったのはツリフネだったが、もう花期が過ぎようとしているのか、形の崩れているのが多かった。

 途中、1軒の家の前に犬が放し飼いになっていた。グレコ母さんがきっと車に飛びつくような犬だわと言う。ちょうど車が通りかかるとはたして犬は車を追った。さて、どうしよう、中型犬だし、何とか追い払えるだろうが、怖がらせるようなことをしたら、以後、通りかかる人に吠えつくような犬になるだろう。口笛を吹いて懐柔しようとするが、しっぽを振らないわねとグレコ母さん。仕方なく、家の人に聞こえるように、すみませーんと大声を出すと、犬は家の庭にもどって行った。しかし、われわれが家の裏を通りすぎると、また出てきて、われわれに近づいてくる。後ずさりしながら離れると、テリトリーがあるのか、あるところから先にはやって来なかった。
 一安心して奥に歩みを進める。しかし、200メートルほど先の家の入口から今度は2匹放し飼いの犬が出てきて、われわれに向かって吠え出した。犬の吠える声を聞きつけて家の人が出てきてくれることを期待したが、誰も姿を現さない。仕方なく引き返すことにした。先の犬がまた出てこないかと心配したが、家と生け垣のすき間から見れば、犬は家の人に鎖に繋がれるところだった。
 子どもの頃は放し飼いの犬が多くて怖い思いを散々にした。最近は犬のマナーというよりも飼い主のマナーがよくなって放し飼いの犬はあまり見られないので、久しぶりに子ども時代の恐怖を思い出した。放し飼いにしているのは不用心だからだろうか。それとも、イノシシが出るというから、それで犬を放しているのかもしれない。