浅川土手を歩く2(Dec. 25, 2006)

イメージ 1

イメージ 2

 御陵橋を渡り、陵南公園へ。浅川の左岸、桜並木のある土手を歩く。
 土手を歩きながら中田和昭というカメラマンのことを考えていた。3、4週間前にブックオフで買った雑誌「日本カメラ」の2006年9月号に数葉のモノクロ写真が掲載されており、そのうちの1枚、満開の桜のある土手と川原に画架を立てて絵を描いている老人の写真を見て、まさに今ぼくが歩いている場所を対岸から撮影したものだとすぐにわかったからである。よく見れば、すべての場所を特定できたわけではないが、他の写真も浅川の土手や近辺で撮影したものであることがわかる。どれもとくに気張った風もなく、いかにも日常的な浅川土手の風景を捉えているので、さすがにプロはちがうと感心したが、ぼくもいつかそんな写真を撮れるようになりたいものだ。散歩の途中疲れたのだろう、木陰に横になっている老人、魚取りの少女たちや買い物帰りの少女など、人を撮ることができるだけでも尊敬する。インターネットで調べたら中田和昭というカメラマンは1931年生まれ、東京の下町を撮影した「遥かなる佃」という写真集で知られる方のようだ。