早春の浜名湖ツーリング2(Jan. 25, 2007)

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 富士川SAでは、富士山を見ながら、今日の目的地を話し合う。多少帰宅時間は遅くなるかもしれないが、浜名湖までは行けるのではないかということになった。
 今度はSくんが先導する。途中はとくに書くようなこともないが、静岡はさすがに光が明るい。空気も温んでいる。もう春である。
 三ケ日インターで高速を下りる。時刻も1時を過ぎ、ひどく空腹を覚える。うなぎの食べられる店を探しながら浜名湖方面に走る。なかなかよい道だ。やがて陽光にきらきらきらめく浜名湖の湖面が見えてきた。この辺りを湖北と呼んでよいのかどうか知らないが、走るのは初めてである。
 湖畔の駐車場で休憩。風が強い。対岸に浜名湖大橋が見える。近くを歩き回っていると、廃屋の壁に伊良子フェリーのかすれた文字が見えた。1台のオートバイがやってきて、われわれのハーレーの隣に駐車した。今日初めて出会うお仲間だ。中年のライダーである。ナンバーは豊橋だ。
 やはり浜松ではないからか美味しいうなぎが食べられそうな店が見つからぬまま、新居町方面に南下する。と、Sくんが道の真ん中でオートバイを停めるので何事かと思ったら、道路の右側に小さなうなぎを食べさせてくれる店があった。やけにしぶい店を選ぶものだと思ったが、意外な発見かも知れず、またひどく空腹を覚えるので、その店で食べることにした。
 Sくんが竹(2600円)を奢るのでぼくも同じものを注文する。さすがに身がふんわりしていて美味い。難点があるとすればタレだが、それだって及第点だ。主人らしい老人が出て来て、しきりにおしゃべりをする。客はわれわれだけだったが、日中は暇なのにちがいない。地元の人はうなぎを食わないと嘆く。われわれのオートバイにも興味を示し、最近も100台のハーレーの人たちが前の道を走ったという。御かみさんも出てきて話に加わる。われわれが出発するときには店の外までオートバイを見にきて、Sくんがエンジンを入れると、御かみさんはびっくりしてのけ反った。
 弁天島から橋を渡り、村櫛館山寺道路を走る。西日に輝く湖面がきれいだ。Sくんが駐車場に入ってくれたので写真が撮れた。橋が至るところに見られ、一種独特の景観を作っている。夕刻の干潟のような風景に胸うたれる。