センチメンタル・ジャーニーになった(AUG. 24, 2018)

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 今日は定期診断の日なので、7時前に起床して、急いで朝食をすませ(採血採尿検査の2時間前に食事する必要がある)、7時半に家を出る。台風の影響で途中笹子トンネルの手前ではかなり激しい雨に祟られる。
 9時半に八王子の病院に到着。早速、採血採尿。診断は10時半だが、10分遅れる。このところ体重を落としたこともあり数値はまずまずである。ただし相変わらず肝機能の数値がちょっと悪い。
 一週間前に弟夫婦が入間の介護施設にいる叔母を見舞ったという話を聞き、一番可愛がってもらったのに、一番不義理を重ねていることを思い出し、叔母を見舞うことにした。
 圏央道にのるのにいくつかのルートの選択肢があったが、叔母が住んでいた近所を通り、結婚して最初に住んだ家の近くを走る。高校の同級生の親が経営していたコンビニが潰れていたり多少の変化は見られたものの、通り過ぎる風景はほとんど以前のままだ。懐かしい。センチメンタルジャーニーだ。
 群馬県方面へツーリングに行くときにはいつも利用した圏央道だが、東北道にもつながったことで交通量が増えた。以前はすかすかの感じであったが、車はつながっている。
 叔母は小柄であったが、95歳になりほんとうに小さくなった。まだ人の手をわずらわすことはないようだが、壁をつたうように歩いている。とくに病気はないようなので安心した。ぼくを見てすぐに思い出してくれたが、多くのことを忘れている。ぼくの母がまだ生きていると思っているのか、どうしているか聞いてくる。同じ質問を繰り返す。どこに住んでいるの、何をしているのと言うので、八ヶ岳の麓に住んでいる、もう定年だと遠い耳にも届くように大声で答えるが、しばらくするとまた同じことを聞いてくる。一週間前に弟夫婦が訪ねたことも忘れており、一度も来てくれないなどという。叔母はぼくの父の兄弟姉妹の最後の生き残りだ。あまりそのような話をすると泣くのではないかと心配したが、どんな話をしても悲しげな表情はしない。心残りであったが30分ほどで去ることにした。また来よう。
 帰途は、入間から国道299号線秩父に向かった。国道299は入間から秩父上野村、佐久を経由して茅野市まで続く変化に富んだルートなので何度もオートバイで走った。今日もそのルートを走りたいと思ったが、体力や体調を考えて秩父から雁坂トンネルを抜けて山梨に帰ることにした。どちらにしても、もう何年も走ってなかったが、懐かしいルートである。しかし、流石に疲れた。
 写真は秩父から雁坂トンネルに向かう途中のもの。