一本杉(Sep. 24, 2006)

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 小津川に沿って散策していたときに、天を衝くばかりに背の高い一本の杉の木を見た。根元には墓があったからあるいは何か意図があって植えたのかもしれない。あるいはまたその逆に、その杉の木の側に墓地を造ったということかもしれない。この小津地区がかつて甲州街道の裏街道のような往還であったならば、一種の道標のような役割をはたしていたと考えたいところであるが、その杉の木がそんなに昔からそこに今のような姿であったはずはないから、これはぼくの勝手な思い込みにすぎない。しかし、それにしても、暗い杉林はあまり好みではないが、枝下ろしをされた杉が一本立っている姿というものはよいものである。よく一本杉とか、三本杉とかいう地名などもあるが、杉の木は遠くからでも目立ったにちがいない。