恩方から旧甲州街道を散策する2ー夕焼け小焼けの寺、興慶寺(Aug. 31, 2006)

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 最初の撮影スポットは黒沼田(くるみた)という。バスの停留場があり地名がわかった。いかにもいわれのありそうな面白い地名だ。ここは以前、息子がまだ小さかった頃、おたまじゃくしなどをとりに来た場所でもある。とてもよい川原で水遊びに最適だったが、現在は川岸まで足の踏み場もないように草がぼうぼうである。
 黒沼田から陣場街道を数百メートル走って、細い道に右折、興慶寺に行ってみた。夕焼け小焼けの歌の作詞の中村雨紅は土地の人間で、歌はこの寺にちなんでいるともいわれるが、寺は小高い山の中腹にあり、いかにも歌からイメージするお寺そのものである。夕方に一度訪ねたいものだ。
 以前一度訪ねたときには急な坂を境内までオートバイで上ったが、今日は墓地の駐車場に車を駐車した。山門に至る石の階段を登りたかったのである。緑の木々の間に赤い山門があり風情がある。きっと赤い山門に夕焼けは映えることだろう。
 山門からの振り返ったときの眺めも悪くはない。眼下に陣場街道が走っており、緑の山が迫っている。石段に腰掛けて刻々と日が暮れるのを待つのも面白そうだ。
 寺の境内はいつ来ても(まだ二度目ですが)静かだ。今日も人っ子一人いない。花はあまり見られなかったが、めずらしいピンクのゲンノショウコがひとつかわいく咲いていた。