子猫は飼い主の元へ(Nov. 3, 2018)

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昨夜やって来た子猫はぼくのベッドに潜り込み朝まで眠っていた。暖かだった。
朝食を終えると、子猫を抱いて近所の猫好きの女性Hさんを訪ねる。人懐っこい猫なので飼い主がいるはずで、Hさんが子猫を逃すような失敗をするとは思えなかったけれども、とりあえず情報が必要だった。飼い主など探さず飼ってやればよいと悪魔の囁きも聞こえたが、すでに家族である3匹とうまくやっていけるかどうわからず、ここは飼うのは諦めるべきとの結論に達した。それに飼い主の身になってみれば出来るだけ早く返してやるべきだ。呼び鈴に応じて玄関ドアを開けたHさんの驚いてから笑顔に変わった表情を見て子猫はHさんの飼い猫ではないことがすぐにわかった。わけを話すと、わが家の二軒隣の中国人Kさんの家から子猫の鳴き声がしていいたという。二軒隣とはいえ、常住している人たちではないのでぼくは顔もしらない。Hさんと家を訪ねるが車がなく留守だとわかった。Hさんにこちらの電話番号を教えて車がもどったら知らせてもらうことにした。
午後玄関の呼び鈴が鳴るので出てみると、色の浅黒い小太りの女性がニコニコしながら立っていた。たどたどしい日本語でうちの猫が今いますかという。子猫を連れてくるとさらに笑顔になる。猫好きですかというので、好きですよ、三匹飼ってますと答えると、外国へ行って留守の時に預かってもらえますかという。猫たちが仲良くしてくれれば預かれますが、どうでしょうか、シャープーと威嚇してましたからしんぱいですと答えるしかなかった。子猫を渡そうとすると、下に置いてくれという。子猫をおろすと、紙袋に入ったものを渡される。名前はニャアニャですというと、薪のラックの下に潜り込んだ子猫を、ニャーニャ、ニャーニャとの名前を呼びながら連れ帰った。